富士山登拝

28日から30日まで富士山登拝を8名で仕えさせて頂きました

 

三山禅定(富士・立山・白山)という日本三霊山を登拝する一柱目の登拝です

 

28日は富士宮駅で、東京方面からの初山の方と合流し、浅間大社・旧社地・白糸滝・人穴・北口本宮と回って、大社と本宮で代参の方々の祈願をお預け申し上げて参りました

その後、18時過ぎに富士吉田市の御師・筒屋さんへ

 

今年の二月に御子息がご結婚されて、女将さんと一緒に若奥様も笑顔で出迎えて下さいました

仙元様のお徳をさっそく見せて頂きうれしい気持ちで宿泊

 

29日は曇り空の中、7時15分にタクシーで五合目へ向かいます

前日28日は、富士吉田の市役所から頂上までのランレースがあって、優勝者は二時間半で登ったそうです

 

我々は小御嶽神社に拝礼して、9時過ぎに登拝を開始しました

すでに雨が降っていて、雨具をつけて登っていきます。

幸いに風は強くありませんでしたから、寒さは感じることなく、雨で呼吸は楽に登って行くことが出来ます

 

副総務のTさんは、去年にすでに三山禅定を仕えた総務さんからバトンを託されて今年 息子さんと登って頂きました

 

70才になり体力や足元を案じておりましたが、同行の男性信徒が交互にリュックを持って、息子さんは腰を押して大きく遅れることなく登って下さいます

 

そしていよいよ目的地の元祖室・烏帽子岩神社を目前にしたところで・・・

 

前を歩いていた若い男性2人組の方がいきなり私たちに向かって「ねえ、ここはしんどいとこですから集中して静かに登りませんか?」と言ってきたのです

 

私たちは徳を積むため、五合目からずっと陀羅尼と唱歌を唱えて登ってきたので、うるさいと感じたのでしょう

 

「方法が違うだけで私たちも集中して登っています」と言ったら、もう一人の方が

「何なんだ、おまえら!頭おかしいんじゃないのか!?」と感情的になって言葉を投げつけてきました

 

喧嘩などは一番避けたいのでやり過ごそうと思い、ただこんな事で陀羅尼を止めて徳積みを放棄するつもりはなく、再び陀羅尼を唱えながらその二人の脇を通り過ぎていきました

 

内心、殴られてもええわと思いながらも、再び陀羅尼を唱えだした時にO氏が一際大きく唱えだしたのを聞いて、喧嘩にならへんかな・・・と案じつつ、無事に元祖室に到着

 

天拝宮で祈祷を受け、烏帽子岩神社にて、ここまでの引き寄せと徳を受け取って使って下さるようお願い申し上げました

 

お告げの中で、中興の祖と称えて烏帽子岩で入定された身禄行者が、自分も生前は富士を信仰して周りから気狂い・気ちがい扱いを受けた

その同じ心境でここまで徳を積んで登った事を目出度く存ずると受け取って頂き、頭がおかしいと思われるほど信仰・信心の徳を積もうと皆強く思いましたし、我々を非難した言葉は、身禄様のお告げを聞いた後は誉め言葉のように感じられました

非難した2人も、このお告げのために神に使われたのだなあと皆で悟らせて頂きました

 

元祖室では、土曜日とて満室で8名でぎゅうぎゅうになりながら宿泊

オープンスペースで大きな声で電話したり、それを怒る声やら、消灯後も話をする方々などー

富士では、人の良い面も悪い面も見せて頂いて、学ばせて頂くことが多い登拝となりました

 

30日は曇り空でご来光は拝めませんでした

そのため、頂上へ登らず元祖室から下山する人もいました

 

夜半は雨が強く降っていましたので、我々も頂上はどうかな?と案じましたが、雨は上がっていたのでいよいよ頂上を目指して登ります

 

すると鳥居のそばで、昨日 頭おかしいんじゃないのか!?といった方が高山病で座り込んでいました

 

今度は何の声もかけられずに、無事に頂上に到着

幸い 頂上では青空が見えて大内院を拝ませて頂くことが出来ました

 

下山も大変な行の富士山です O氏が足を痛めたものの、応急処置をして皆そろって五合目へ到着

筒屋で御礼の拝礼後、お風呂と食事をして21時過ぎに教会に無事に到着できました

 

三山禅定の第一歩が無事に満行出来ましたのも神様霊神様の守護、里で案じて頂いた方々の後押しと感謝申し上げます

続く立山と白山でも徳積みを第一に、頭がおかしいくらいに仕えて参ります                拝

 

 

 

 

 

 

 

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