16日から18日とかけて越後八海山登拝を仕えさせて頂きました
今年は29名の大勢で登拝をすることとなり、最初の数名の頃には想像も出来ないほど賑やかにお参りできることを嬉しく思います
しかしながら、にわかに台風18号が日本に向かってくる予報となり、まさに登拝する17日が直撃か?と一週間前から大いに案じておりました
16日は関西は雨模様ながら、新潟県へ
魚沼は曇りで、水行・護摩と里の行を無事に仕えさせて頂きました
今年はいつものロープウェイ道に加えて、屏風道という険しい道を登拝するよう御告げを頂いておりましたので、先月の前行をふくめ何とか無事に若手7名が登れるよう念じておりました
しかし、16日になっても17日の予報は朝方から雨です
足元がすべると誇張でなく命の危険があるような道ですから、断念しなければならないか・・・と思っていました
しかし、神様霊神様の御守護が大いに現れて、17日早朝から昼まで曇りとなり、台風も上陸までがかなりゆっくりになりましたので、皆が登拝している間は大丈夫となりました
7名は4時半に起床、朝食をすませて5時半から屏風道へ分け入ります
二合から四合までは杉林の道ですが、四合から上はいよいよ鎖ばかりの険しい道です
しかも、鎖だけでなく鎖がないところでも、両手両足でよじ登っていかねばならない道の連続で、足や呼吸にもだんだんと堪えてきます
おまけに曇りとはいっても、台風の影響で風が強く木のない尾根に立つと飛ばされるくらいの風で気が抜けません
特に、八合付近の枯れ沢入口で休憩をしていたとき、何かがヒュっと飛んできたと思ったら子供の頭ほどの石でした
座っていたから良かったものの、立って休んでいたら頭を直撃して登拝どころではなくなっていたと思うと、御守護以外の何物でもありません
そして7名無事に九合の千本檜小屋へ11時前に到着
身体も気持ちもキツイ登拝道でした。小屋の神前で御礼を申し上げ、登拝者全員の名前を読み上げて、みなが積んだ徳をお捧げ申し上げました
小屋へ入ったときから雨が降ってきて、ああ守ってもらって良かったと話しておりましたが、小屋の方から「風が出てきたから、ロープウェイも止まってしまうかもしれません、だから早く下山されたほうがいいですよ」と助言頂き、急いで昼食を取って11時40分頃には下山を始めました
雨・風ともに強くなってきて、どうかロープウェイが止まりませんように、と思いながら下りていました
ありがたいことに、下りるにつれ雨も風も弱まって、ロープウェイに無事に乗れた頃にはお山がきれいに望めました
一方で、ロープウェイ道を登った方も、読経の行の方も、雨や風に打たれながら精一杯の行・徳積みを仕えていただきました
麓で皆と合流し、お互いの健闘を喜びあいました
八海神社で御礼の御祈祷をして、ホテル坂戸城で6日ぶりのお酒や料理を頂き、和やかに直会をさせて頂きました
その夜 3時頃にすごい風が建物を揺らしていて、台風に当る事無く登拝が無事に終えられたことは神様の御心の現われと感謝するのみです
今年最後の登拝を有終の美を飾れたからには、皆様に徳の返しがあって、来年さらに賑やかに大勢でお礼参りが出来ることは疑いありません
皆様からのご利益話を聞くことを先達一同楽しみにしております 拝