2日は木食一心霊神の命日にあたり、供養塔のある埼玉県深谷市の並木一心霊場で、例大祭が執り行われました
一心霊神は、御嶽山清滝で千日の行を仕えた後、関東の中山道沿いに御嶽信仰を広め、水行や九字を教えて衆生救済に努められましたが、俗人に伝法をした事やキリシタンの容疑をかけられて寺社奉行に捕らえられ、ついに自害されました
弟子の盛心霊神が、その遺髪と歯をこの並木に祀って御嶽山遥拝所とされたのであります
一心講の講社や先達さん、信徒さんがお参りするなか、無事にお祭りが仕えられました
写真の小林さんは、熊谷教会で私たちがお世話になった時からの兄弟子です
渡辺先生が亡くなられて、霊神碑建立の折も事務方としてご尽力頂きました
そして小林さんのお父さんはいつも祭員としてこの大祭にご奉仕されています
今年の7月、お父さんが2度目の心臓の弁の取り換え手術をすることとなり、医者からは今年の夏は越せないかもと言われていたそうです
しかし霊神碑建立に尽力されたお徳で、無事に手術は成功して元気にお顔を見せて下さいました
さりながら、まだ万全ではないお父さんにかわって小林さんが今年 祭員としてご奉仕をされたのであります
また、もう一人の兄弟子である柿沼さんという方は、霊神碑建立の祭典の折に典儀の大役を仕えられ、それを見ていた一心霊場関係者が、今年の大祭の典儀に柿沼さんを抜擢されました
生前、渡辺先生も典儀をされていて、私たち2名と兄弟子2名 熊谷教会としてご奉仕出来たことを霊神様も喜んで頂いたと思い、渡辺先生もあっちで頑張っていらっしゃるんだと確信した次第です
当教会においても、渡辺先生が亡くなって御嶽山の霊場に霊神碑を建てる段取りをしていた折に、石材屋さんがうちの霊場・香霊殿の水漏れ補修工事を勧めて頂いたおかげで、今年の6月25日の地震の時に大きな被害が出ずに済んだ事は、渡辺先生や熊谷教会霊神様たちの御守護でもあると思っています