22日から24日まで恒例の富士山登拝を仕えさせて頂きました
本来はこの三日間で御嶽山夏山登拝を仕えるのですが、今年は御神火祭奉仕のため8月に御嶽山へ参りますので富士山を先に登拝することとなりました
新客の2名を含む9名で富士宮市・浅間大社から参拝をしていきます
代参の祈願を捧げて、旧社地、白糸滝へ
御鬢水で水行を仕えさせて頂きました
例年は静岡県側の行場参拝中はなかなか富士山が見えないのですが、今年は富士山の頭が少し雲間に覗いて、神様が待ち受けて頂いているようで、ありがたく参拝させて頂きました
人穴行場を経て富士吉田市の北口本宮浅間神社へ
こちらでも代参の祈願を捧げて明日よりの登拝の満行を祈願申し上げました
夕刻 御師の筒屋さんへ無事に到着 富士吉田市は標高が800メートルほどあり涼しいところなのですが、22日は32度ほどあり、猛暑の影響を実感しました 看板猫のミレイちゃんものびていました
23日 快晴で暑い中 タクシーで五合目へ
平日の早い時間はまだ人も少なめでした そして今年は他の富士講の方と一緒になり、初めて他の講の登拝している姿を見せていただき、御山繁昌の現場をありがたく感じて出発
陀羅尼と唱歌を唱えて登っていきます
途中から新客の方が遅れだしたので、荷物を他の方が持って下さり、押したり引いたりして登っていきます
幸いに雨の心配がなかったので、ゆっくり時間をかけて六時間半ほどで元祖室に到着
天拝宮の神職様も元祖室の亭主さんも親切に対応してくださり、祈祷を受けてのち 烏帽子岩神社で祈祷申し上げました
御告げの中で、昨年 御嶽山で言われた再開闢とは、徳を積み御山を荘厳し続けて、徳積みの登拝の遣り取りの中で利益を受けて礼参りと祈願を続けていくことだと御告げを頂きました
今年の我々の登拝が、御心に添ったものになってあることはまさに再開闢の姿そのものであるとおっしゃって頂き、祈祷後、出来る限りの登拝を続けなければならないなあと話し合いながら夕食を頂きました
宿は平日とはいえ、200名ほどの宿泊があり一杯でした
例年通り、一畳に二人のスペースで寝袋で就寝
しかし去年より静かでマナーが良い方が多かったので、少し休む事が出来ました
24日 ご来光を拝み、出発 昨日遅れた新客の方も元気になって歩いていけます 東京からきたSさんは高山病で難儀をされましたが、無事にみな揃って吉田口頂上へ到着
拝所で祈願を捧げて三山禅定の満行と、これを前行として夏山御神火祭の成功をお願い申し上げました
下山の道は好天が続いていたため砂埃がすごかったですが、けが人もなく14時頃に筒屋さんへ帰着できました
お風呂と、はじめての吉田うどんを食して帰路に就きました
今夏のはじめの登拝が富士山で、身体もきつく暑い登拝でしたが、良い前行になりました
立山・白山と徳を重ねて、本番たる夏山・御神火祭を成功させたいと存じます 拝