22日から24日 御嶽山夏山登拝を仕えさせて頂きました
今年は神様の御心により、黒沢口から規制解除された剣が峰頂上へ登拝をする行程となり35名にて仕えました
22日 教会出発から雨となり、王滝口の里宮からお滝巡りをして清滝においては8名が水行を仕えました
しかし連日の雨で清滝の水量も多くなり、滝の端のほうで経文を唱えましたが、さながら台風の中にいるように水しぶきと風圧がすさまじかったです このような滝行は初めてでした
仮設の更衣室が男女別に作られていて助かりました
23日 雨は止む予報 曇り空の下 香霊殿にて慰霊祭を斎行
今年は5柱の霊神様を新たにお祀り申し上げました
朝食の後、今年の登拝が黒沢口からのため変則的な行程となります
頂上へ登る方は宿のマイクロバスにてロープウェイ駅へ
麓の行をする方はバスで八海山、田の原にて三笠山、大黒天、遥拝所を拝礼して田中旅館へ向かいます
午前8時40分頃に24名でロープウェイに乗車
駅からしばらくは小雨模様でしたが、七合覚明行場を拝礼後はほどなく雨は止んで曇り空の涼しい中を登っていきます
90分ほどで八合・女人堂に到着
令和の焼き印を押してもらう方も多くおられました
御守護により女人堂からは青空も見えるようになって、阿波が嶽、金剛童子、弘法大師と拝礼していきます
女人堂からも宿泊する石室山荘は望めるのですが、だんだん道が急になるのと、普段は下ることしかない道を登るのはやはり勝手が違います 先達はじめ信徒の方々はやはりしんどいなあと思いながら登拝をしていきます
だんだんと歩みの遅れる方もいましたが、事故なく13:43に無事に石室に到着 遅めの昼食を食べて14:30から19名にて頂上を目指します
5年ぶりに望む頂上は建物がないためどこか寂しい様子に見えました 二の池との分岐からはきれいに登山道が整備され復興に尽力して頂いた事が感じられました
15:48 19名が無事に剣が峰へ到着
直下の慰霊碑やシェルター、壊れたままの旧旭館などを見て様々な想いを抱いた先達や信徒一同ですが、引き寄せを御礼申し上げて5年間積み重ねてきた徳を神様にお捧げ申し上げることが出来ました
30分ほどの滞在で道を下り二の池へ
途中の覚明霊神入寂地を拝礼し、二の池の拝所を目指します
このあたりは一面が灰で覆われていて、遠くからみると凍っているようでした 風景も5年前とは違って見えます
二の池の行場で代参の祈願や摩利支天、三の池を遥拝して登拝する隊の拝礼はすべて終えることが出来ました
17:30に石室に帰着し、祈祷を仕えて夕食・就寝
久しぶりの山小屋の、硫黄の匂いや高山病の頭痛など、懐かしい中に眠りにつきました
24日 4:49の御来光を拝することが出来ました
皆 歓声を上げて拝礼いたしました
朝食後、6:45に下山を開始し、10時には麓のロープウェイ駅にて麓の行の方々と合流 お互いの満行を称え合い喜び合う事ができました
麓の方は11名 23日は遥拝所まで雨の中歩いて参拝して各行場で読経を積み重ねて下さいました
宿においても決まっていた勤行に加えて、さらなる行を仕えて下さり、黒沢と王滝と両方から徳を届けることが出来たと喜んでおります
噴火後5年 さまざまな霊山登拝を重ねて徳を積んで参りましたが、やはり御嶽山は原点であると改めて思いました
5年前には当たり前であった他の講社とのあいさつや、登拝中の風景が「ありがたいなぁ、ここはええところやなあ」と思わせて頂きました
しかしながら復興はまだまだ途上です
引き続き、御嶽山の噴火鎮静と行方不明者の方の発見や犠牲になられた方々のご冥福を祈って、神様の御心に添っていくことが吾が講社の努めです 拝